台風後の草花のお手入れ方法
台風6号で沖縄県内での停電は34.8%という沖縄電力からの発表がありました。
台風Uターンの可能性もありまだまだ気が抜けませんが、台風後の草花のお手入れについてです。
台風時の雨には、海水を巻き上げての『塩』が多くふくまれ、『塩害』の発生が予測されます。台風のあとは、葉や茎に『塩』が残らないようにたっぷりの水で洗い流してあげてください。
落ち葉や破損した部分の除去
台風後には、草花の周りに落ち葉や枝、その他の破損した部分がたくさん残っていることがあります。これらの物を放置すると、草花に悪影響を与えることがあります。そこで、まずは草花の周りをきれいに掃除しましょう。草花の根元に落ち葉や枝がある場合は、取り除いてください。
何度となく台風シーズンは、台風がやってくるので、いつでも避難しやすいようなレイアウトで草花を管理しておくことも大事ですね。
土壌の補充
台風が過ぎると、塩分で土壌が荒れてしまうことがよくあります。
土壌の塩分濃度が上がると、浸透圧が変化し、植物が根から水分を吸い上げることができなくなってしまいます。野菜で塩もみすると水分が出るのと同じで、草花の水分がとられてしまいます。
塩分を除去するには土を補充したり、石灰を含む土壌改良などでナトリウムを吸着させ排水しやすくしてくれます。それを繰り返して土壌改良いたします。
草花の根元には、新しい土を追加して、土壌を補充することが重要です。また、草花の周りには、マルチング材を敷くことで、土壌を保護することもできます。マルチング材は、枯れ葉やバークチップなどを使用することができます。これらを草花の周りに敷いて、草花を土壌の乾燥から保護しましょう。
傷ついた部分の処理
台風の被害によって、草花に傷がついてしまった場合は、傷ついた部分を切り取る必要があります。これにより、病気の発生を防止することができます。ただし、傷ついた部分が多い場合は、全体を切り詰めることを検討することも重要です。草花を切り詰めることで、新しい芽が出て、草花を再生させることができます。
水やり
台風後、草花の水分が不足することがよくあります。特に『塩』を多く含んだ、台風の雨は塩分が多いので、草花の状態に合わせて、十分な水やりを行い、塩分を葉や茎に残らないようにしっかりと、水で流し落としてあげてください。
また、水分によって栄養分も流れてしまうので、肥料なども様子を見ながら補充してあげてください。
草花を健康に育てるために、しっかりと手入れを行いましょう。草花を守るためにも、台風が来る前にも、できるだけ対策を行うことが大切です。
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